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ショウとママの物語 ~レッスン4

2011/02/11 20:37
この話は、自分の中国語の勉強を兼ねて、多分に意訳も含んで書いています。
その点ご理解の上、楽しんで読んでいただけたら、幸いです。(励みになるので、よかったら拍手してね。


~ レッスン4 ママのご褒美~

多くのママは、賢く、野菜から始まって衣服を買う時まで細かく計算している。
子供にご褒美をあげる時でさえも。
その見方からすると、僕のママは、もしかしたらそんなに賢くなかったかもしれない。
なぜなら、僕へのご褒美を決める時、その目標は、いつも低かったから。

僕が3歳の時、
ちょうど歌の練習に熱中しているカップルがいた。それこそが僕のパパとママだ。
彼らは突然、驚いたことに息子がクッキーのふたを使って彼らの歌に合わせて、
リズムをたたいているのを発見した!
もしかしたら、太鼓をたたいて助けてくれるかも…と思い始めた。
「ショウちゃん、太鼓の練習をしたくない?」
ママは、ニコニコして聞いた。
一瞬、ぼくはきょとんとした。
いったいよいことなのか、悪いことなのか、はっきりしなかったから。
「もし、太鼓を習いたいなら、買ってあげるわよ。」
僕はすぐ承諾した。太鼓を買ってもらえるのだから。

次の日、ぼくらは手を繋いで太鼓を買いに行った。
それは新しいものではなく、当時は、中古品で精いっぱいだった。
でも、それはとっても新しく見えた。
僕は毎日叩いて、みんなにこのプレゼントのことを知らせたかった。
ある日、パパママカップルは、うきうきと走って帰ってきて僕に聞いた。
「ショウちゃん、みんなの前で演奏してみたくない?」
またぼくは、きょとんとした。
「もし、演奏したいなら、新しい衣装を作ってあげる。」
ぼくは、言った。
「それなら、李小龍の衣装がいい。」

そして北から南まで台湾を巡演した。
それが僕の人生初の舞台で、人生初の巡演だった。
僕が舞台で李小龍のカンフーの衣装で太鼓をたたくと、
道端の結婚披露宴の席でも、みんな、箸と茶碗を置いて拍手をしてくれた。
その時初めて、拍手がこんなにもいい響きなのだと知った。
彼らは、僕を天才ドラマーだと言い、ぼくは、カンフーの衣装だけでなく、
大勢の賞賛とさらには紅包(おひねり)ももらえた。
(あのお金は今どこへ行ったのだろう?それは誰にもわからない…)

それから、ぼくは、長いこと考えて、ついに勇気を出して、ママに無敵ガンダムをねだった。
あのころは、たいていの子は、みんな無敵ガンダムを持っていたのだ。
「いいわ。今度の中間テストで350点取ったら、買ってあげるわ。」
僕は計算した。そんなに難しくないぞ。4教科だから、1科目88点取れば十分だ。
でも、本当に何が何でも欲しかったから、いかなるミスも許されない。

心配無用で、僕は49点も多く、399点取れた。
これがたぶん僕の歴史始まって以来、一番いい試験の成績だった。
(かつ、一生でただ一度きりの…)

ぼくらは、大きくなると大好きだったおもちゃもなくしてしまうが、
僕は永遠に忘れない。
あの399点を。


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