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ショウとママの物語~レッスン6~

ショウ・ルオ
02 /20 2011
~ レッスン6 5年後の親友~
<本当の親友とは、けっして一緒にいて話が尽きないのではなく、
 一緒にいて、話をしなくても気まずくないことだ>


ある日、ぼくは興奮した子ネズミのように家に走って帰ってきて、
門の隙間から家に誰もいないのを見ると、こっそり煙のように家の中に滑り込んだ。

僕は、浴室の鏡の前で、上着を脱ぎ、振り返って背中を見た。なんて美しいんだ~

それは一羽の鷹で、ちょっと友達が描いた鶏に似てなくはないが、そんなことは関係ない。
これが僕たちの一緒の証なのだと誓ったのだ。
僕らは親友たちとこの鷹を背中に刺青をしようと思った。
それは僕たちの固い友情の印で、それを考えると感動して泣きそうだ!

しかしそのあと、僕は突然、鏡の中の鷹の目のそばにもう二つの目があるのに気付いた。
その眼はじっとどんどん大きく見開かれて、まばたきをした。
ママの目だった!
「羅志祥!とんでもないことを!刺青をしに行ったの?まさか、入れ墨をするなんて!」
ママは僕にビンタした。本当に狂ったかと思うほど。
「ママ、違うよ。まだだよ。」
僕は必死に逃れた。
「これはサインペンで描いたんだ。まだ刺青したわけじゃないよ。」
僕は、手で背中をこすりながら、ずっとずっと叫んだ。
その鷹が、背中からなくなって、やっとママはぶつのをやめた。
「どうして刺青をしたいの?」
ママはフラフラになっって便器に座って僕に尋ねた。
「ただ、僕たち親友でもうすぐ卒業だから、一緒に記念にしたいんだ。」
僕はもごもごしながら言った。
当時僕は中三で、よくいる中三の若者のように
絶対、僕たちの友情をパパやママは分かってくれないだろうと思っていた。

「あなたは刺青が、一旦入れたら、永遠に消えないって、分かってるの?」
ママは尋ねた。
僕はうなずいた。
「ショウちゃん、これからいうことを聞いてね。
 5年、もし5年後、入れ墨を入れたい親友が、まだ親友だったら、
 その時また、友情の証が必要かどうか、ママに相談しなさい。いい?」

5年後、いや、実際は5年もたたず、中学卒業後、みんなだんだん連絡を取らなくなり、
バラバラになった。まるで僕の背中を飛び立っていった鷹のように…。
それが「五年間」という親友の考え方で、この時から僕の心の中にずっとある。


続く…





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コメント

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No title

いつも翻訳ありがとうございます(^人^)
毎回毎回じ~んときて言葉をなくしてしまいます
このお母さんあってのショウさんなんだなぁって・・・
あとショウさんファンであるshiduさんの翻訳だから
よけいちゃんと気持ちが伝わるのかもv
本当にありがとうございます!これからも楽しみにしてます

Re: No title

コメントありがとうございます。
多分こんなだろうな?といつも二人の姿を想像しながら訳しています。
いい話ばかりで感動しますよね。

この本の内容がわかると、いろいろなところで、
なるほど!と分かってくるのが嬉しいです。
そしてショウくんとママがますます好きになります。

またこれからもぜひ読みに来てくださいね。

じ~ん・・・

つづき、待ってました(^^)。ありがとうございます。

「5年、もし5年後、入れ墨を入れたい親友が、まだ親友だったら、
 その時また、友情の証が必要かどうか、ママに相談しなさい。」

まるで格言のようですね・・・。

きっとショウくんママも、この言葉が出るほどの過去があったのかもしれませんね。

Re: じ~ん・・・

うささんへ
ママの言葉は、いつもなるほど納得ですよね。
ママは実際親しい人にだまされて借金を背負ったし、
ショウくんも心傷つく出来事があったようですよ。
それについては後日続きの話をUPしますので、
気長に待っていてくださいね。

shidu

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