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レッスン18「変形ロボット(トランスフォーマー)」

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06 /18 2011
レッスン18「変形ロボット(トランスフォーマー)」~愛の過程は、「お互い変わる」ことではなくて、「一緒に成長する」ことだ。~

以前は知らなかった。
ママが、パパをとっても尊敬していて、家の中の大きなことは、みんなパパが決めていたことを。
でも、家の大部分のことは、いつも小さいことが多くて、だから家の中のことは、全部ママが仕切っていた。
ママは、とっても強くて、ほとんど無敵ガンダム級だ。
あなたがもし、その場に居てもいなくても、パパと同じように圧倒されて口が聞けないに違いない。
「あ!それはできないよ!今度舞台が終わったら、また一緒に精算するんだから、ダメ!
まだたくさんの支払いがあるんだから、そんなに信用できないの…あ~~それはないよ、アニキ!」
パパはずっと「アニキ」にお願いしていた。
そのアニキは、微動だにせず、明らかにとぼけて稼ぎを渡さないでいた。
「アニキ、お願いだよ!外の稼ぎがすべてなんだから~」
パパの最後の「ら~」の音は、すでに泣きそうで、声が枯れていたが
パパは既にママに押しのけられていた。
「ちょうだいよ!」ママは、アニキの前に手を差し出した。
「まだ小さな子を養ってるのよ。今日お金をもらえなきゃ、死んでも帰らないよ。」
ママは、アニキを睨んだ。
「お前らを帰すか帰さないかだって?帰らないなら帰るな。閉じ込めてやる!」
アニキは怒鳴った。
「ああ、もしかしたら、死ぬかもしれない…」
パパは、カゴの中でママに最初に言った。
僕が待っていてもパパとママは一晩帰って来なかった。
次の日の早朝、テーブルで伏せていた僕をママが揺り起こした。
僕が大好きなおにぎりと豆漿があった。
パパとママが帰りに買ってきてくれたのだ。
アニキは、朝一でパパたちを解放し、お金をくれたのだ。
もしこの女を放って置いたら、絶対決着がつかないと気づいたのだ。

これが僕のママだ。
男より男らしいのが、ママだ。
何年か前、映画の「全民超人」の中の名も知れぬ女スーパーマンを見たとき、
突然ママを思い出した。

僕のママは、とても強い。でも角度を変えると、パパがママに譲っていたせいかもしれない。
喧嘩の時、必ず先に謝るのはパパだ。
どちらが間違っているにかかわらず。
パパは、怒っているときに、良くない話をしても、人を傷つけると分かっていた。
いつも次の日の朝、みんながたっぷり寝て起きた後に目で僕に合図をする。
僕は、すぐ言う。「パパ、ママと仲直りした?」
「したよ!」
パパは僕に続けて話す。
そして話を発展させて、昨日ママが聞きたくなかった内容を僕に教えるという方法でママにしっかり聴かせる。
ママはまるで別の人の話のように、ただ笑って聞いている。ただちょうど似ている主人公がいたかのように。

僕は、ずっと我が家は、こんなふうに「女強男弱」だと思っていた。
ある時、僕が病室に入っていったとき、二人が抱き合っているのを偶然見るまで。
「怖がらないで、大丈夫。ずっとそばにいてついているから。」
ママがパパを慰めていた。そしてパパの頭をやさしく撫でていた。何度も何度も…まるで自分が旦那さんであるかのように。
ちょうど医者が出ていったところで、パパに病状がよくないことを知らせたのだった。
僕はこれからママが、もっと強く変わるだろうと思っていた。
なぜなら、もっとパパの面倒を見なければならなかったから。
そうして抱き合ったあと、ママが女の人に変わるとは、思ってもみなかった。
僕は、そのとき分からなかった。
後になって、だんだんはっきりしてきた。
なるほど今回のパパの難題は、ママが強くなっただけで解決できることではなかったのだ。
今回は、パパ自身がまず生きようとする強い意志を持つことが必要だった。
そしてママはパパが自分をとても愛していると分かっていた。
だからパパが必要で、女であり、妻であり、パパが自分を諦めることは、すなわちママを諦めてしまうことになると
知らせたかったのだ。
だからママは再び変わった。
とても強い自分から、甘えて、パパとおしゃべりするのが好きな、しかもいつも先にパパに謝るような…
パパが最後ついに持ちこたえることができず、ママに別れを告げるまで、
ママはずっと少女で居続けた。
これが変形ロボット(トランスフォーマー)の物語だ。

僕は、この物語を目の当たりにして、
やっとわかった。
本当に一人の人を愛することは、ひとつの関係だけではないはずだ。
愛する途上では、二人はお互いに変わっていき、相手の立場に立ち、決して犠牲にならず、
さらに妥協しないで、さらには心と心で分かり合うことができる。
こんなある種、以心伝心の関係があってこそ、愛を1キロ、また1キロと伸ばし続けることができるのだ。

僕は前まで知らなかった。
ぼくはただ、ママがパパを尊敬し、家の大きなことはパパが全部決めていると思っていた。
今は、小さなことさえも全てパパが決めている。
パパが逝ってしまってから、ママの習慣が変わった。
ママは毎日お祈りをする時は、パパに最近の出来事を話す。
その中の大部分は、僕に関することだ。
ママはいつも詳細に話して、そのあとパパに面白かったか聞く。
…自問自答のように見えても、僕は分かっている。
あの「トランスフォーマー」が、再び変身し、真に愛する変身をしたのだということを…
それは天と地との間の本物のかつ平凡な最も遠距離の恋愛だ。




















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shidu

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